2006年05月09日

春のオルガン




GW中、「地域猫の作り方というブログを読んでいました。
地域猫について、漫画で教えて下さっているブログなんです。
その中に、こんな文章がありました。
エサやりを全面否定すると、地域の野良猫問題はさらに悪化する。
「エサやり禁止」ではなく「ルールを守ったエサやり」を啓蒙して、
共同で野良猫問題を考える姿勢が必要なのである
。」

なるほど、と思うと同時に、チクッと痛みが走り、
また、想い出したのが春のオルガンという本でした。
このブログで紹介した本と言えば北村薫さんの「月の砂漠をさばさばと」。
あの本もこの本も児童文学というカテゴリに入れられるものかも
知れませんが、私の大好きな、大切な本です。
この本の中に主人公が野良猫たちに餌をあげる場面があり、
それを見た同級生が「こういうのは餌をやる人がいけないんだ」
と言うところがあります。
そこを読んだ時も、私はチクッとしました。
私も以前、この主人公の同級生の言うように考えていたからです。
ウチの裏で働く女性が、ウチの庭の脇で野良猫に餌をあげていて、
野良猫が増え、ウチの床下で何度か猫が死んでいったのです。
夏など、その匂いで気がつきました。
私は、その女性に腹を立てていました。
「何も知らずに、自分だけ良い人になって・・・」と。
猫好きの人にはヒンシュクを買ってしまう私です。
その後、アニーと暮らし始めて、他の猫を見る目も
段々変わり始めました。
近くの大きなお寺には、以前、野良猫がたくさんいました。
おねだり上手の猫たちでしたが、上の経験から、
私は一度も彼らに餌をあげたことがありませんでした。
それでもアニーと暮らし始めた後は、いつも彼らの傍を通る時は
心がユラユラでした。
一人のおばあさんが野良猫たちに餌を運んでいるようでした。
初めて、その場面を目撃した時は、怒られるのを警戒しているように、
すぐに背を向けられてしまいましたが、二度目に合った時は、
思わず私がニコッとしてしまったら、おばあさんも笑顔を返してくれました。
そのお寺には、今は「猫に餌を与えないで下さい」という看板が
立てられ、一匹の猫も見なくなりました。
雑誌「猫びより」5月号で、遠藤ミチロウさんが、
「猫がいっぱいいる町はいい町ですね。ノラ猫があんまり人間を
怖がらないと、住んでる人も優しいんだなというのがわかる」と
おっしゃっていました。
それを読んで、また私の心はチクリ。
テレビや雑誌で「地域猫」を知り、こんなのがあるのだ、
こんなことが出来るのだ、と感激したものの、
自分では何も出来ないままですが、これからも地域猫について
学んでいきたいと思います。

ニックネーム Sunny at 23:59| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする